民間会社が2014年に卒業予定の大学生を対象に実施したアンケートで、就職先として大手企業を志向する人が6年ぶりに増えたことがわかりました。
就職情報大手のマイナビが2014年に卒業予定の大学生を対象に行ったアンケート調査によりますと、就職先として「大手企業がよい」と答えた人は、1年前より5.1%多い41.2%で、6年ぶりに増加しました。一方、「中小企業がよい」と答えた人は、1年前より5%少ない54.2%で、6年ぶりに減少しています。
景気低迷に伴う就職難などにより、2011年以降は中小志向が大手志向を上回るなど増加を続けてきましたが、このところの景況感の改善などを受けて、大手企業の間で採用意欲が高まり、学生の大手回帰傾向が強まった形です。
今後、中小企業には雇用のミスマッチ解消に向けたさらなる取り組みが求められそうです。(25日11:58)