日本郵政グループ傘下のゆうちょ銀行は、来年4月から住宅ローンなどの新規業務に参入できるよう、総務省と金融庁に対し、認可申請を行ったと発表しました。
ゆうちょ銀行によりますと、3日、総務省と金融庁に対して、新規業務の認可申請を行ったのは、来年4月からの住宅ローン業務で、これまではスルガ銀行への媒介業務のみでしたが、今後は独自の商品設計を行い、サラリーマンなどにも顧客層を拡大していきたいとしています。
また、同時に法人向けの貸し出しを単独で行えるよう申請したほか、同じく日本郵政グループのかんぽ生命は、学資保険をより安い価格で販売できるよう申請しています。
ただ、ゆうちょ銀行とかんぽ生命の新規業務参入をめぐっては、かねてから全国銀行協会や生命保険協会などの業界団体が「民業を圧迫する」などとして反対姿勢を示しています。(03日20:30)