4日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は高値圏でもみ合っている。前日比380円程度高い1万7700円台前半で推移。円相場が円安・ドル高基調にあるほか、アジア市場が総じて堅調に推移していることが好感されている。半面、きょうの株式相場は大幅に上昇し、高値圏では利益確定売りも出ている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともにこの日の高値圏で推移している。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約154億円が成立した。市場では「売り買い均衡」との声が聞かれた。
12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆5149億円、売買高は15億7446万株。東証1部の値上がり銘柄数は全体の約85%にあたる1581、値下がりは214、変わらずは66となっている。業種別TOPIXは33業種中、30業種で上昇。「その他金融業」や「保険業」、「鉱業」の上げが際立つ。
三菱UFJや三井住友FG、みずほFGが買われている。トヨタやソフトバンク、三井物が高い。JAL、花王や東ソーが下げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕