男子60キロ級3位決定戦、サファロフを攻める高藤直寿(下)=竹花徹朗撮影
(6日、柔道男子60キロ級)
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男子・高藤も銅メダル 柔道60キロ級
「悔しさしかない」。試合後、高藤は絞り出すように言った。誤算は準々決勝。今まで負けたことのなかったパピナシビリ(ジョージア)に、まさかの一本負けを喫した。
序盤、得意の袖釣り込み腰が決まったかに見えたがポイントはつかなかった。3分過ぎ。前がかりに踏み込んだところで、相手に背中から帯をつかまれ、すみ返しを食った。
状態はよかった。直前の3回戦は17秒で相手を仕留めていた。「絶好調で負けたから言い訳はできない。攻める姿勢と慎重さのバランスがかみ合わなかった」。潔いセリフの端々に、後悔がにじんだ。
五輪3連覇を達成した同階級の…