安倍内閣は25日の閣議で、1972年の本土復帰以降に沖縄県内で起きた米軍機墜落事故は29件との答弁書を閣議決定した。軍種別では海兵隊20件、空軍7件、海軍1件、不明1件だった。仲里利信衆院議員の質問主意書に答えた。
沖縄はいま
答弁書では、9月22日に沖縄本島沖で米海兵隊攻撃機AV8ハリアーが墜落し、今月7日に米軍が同型機の飛行を再開したことについて、「政府としては、在日米軍が実施した全ての安全確認の措置について、その目的や実施方法を確認するとともに、防衛省・自衛隊における専門的知見を活用して評価を行った結果、一定の妥当性を確認した」とした。
防衛省によると、沖縄県内での自衛隊機の墜落事故は72年の同時期以降、2件起きているという。