6日から発売される「オレオ クリスピー バニラムース」(モンデリーズ・ジャパン提供)
菓子メーカー大手のモンデリーズ・ジャパンは1日、クッキー「オレオ」の新商品を発表した。世界でオレオの商標権を持つ米モンデリーズ・インターナショナルが、日本での製造販売権を半年前に山崎製パングループから傘下の日本法人に変更して初めての新商品。世界的な売れ筋商品を日本にも投入して購買層の拡大を狙う。
「ヒット商品を積極的に投入」モンデリーズ日本法人社長
新商品は「オレオ クリスピー」。2014年以降、アジアや北米で販売され人気だという。2枚のクッキーとクリームを合わせた厚さを従来の6割程度の3ミリにして軽い食感にした。これまでのオレオは、特に20~30代の女性層から「食感が重すぎる」との声があった。新商品でファミリー層がメインだった購買層を広げたい考えだ。担当者は「世界の成功例を導入した。(製造販売が)モンデリーズに移ったメリットだ」と力を込める。
オレオやクラッカー「リッツ」「プレミアム」など3商品は、長らく山崎製パン子会社のヤマザキ・ナビスコ(現ヤマザキビスケット)が米モンデリーズとブランド使用契約を結んで製造販売していた。だが、昨年8月末に契約が終了。日本法人のモンデリーズ・ジャパンが「ナビスコ」ブランドで製造販売を始めた。同社の辺丙三(ほとりへいぞう)社長は「日本に商品を持ってくるスピード感を考えた時に、自分たちでやった方がいいという判断だった」と話す。
若い世代にアピールするため、…