第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は6日、1次リーグA組の韓国―イスラエル戦(韓国)で開幕した。野球日本代表「侍ジャパン」が入るB組は7日の日本―キューバ(東京ドーム)から始まる。初戦を控え、日本とキューバは東京ドームで軽めの調整を行った。
2017WBC特集
日本代表「侍ジャパン」はこの日、大阪から東京へ移動後、東京ドームで最終調整を行った。サインプレーの確認や、フリー打撃などの練習を終えた小久保監督は「まだそこまでの緊張感はなく、リラックスしてできた」と、振り返った。
本番直前だが、小久保監督は先発オーダーに迷っている。「ある程度は決まっているけど、悩んでいるのは三塁。独特の緊張感があるなかで、守り慣れた松田(ソ)にするのか、田中(広)にするのか。もう一晩、考えて決めたい」
松田は声を張り上げながら守備練習をし、打撃では柵越えを連発。「燃えるものがある」と気合十分だ。内野ならどこでも守れる守備力と俊足が武器の田中は「しっかり準備して、どんな形でもいいから貢献したい」と話した。
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キューバ戦の先発は石川(ロ)に決まった。この日は軽めに調整し、「いつも通り投げたい。ゼロに抑えたい」。当初は大谷(日)の先発が決まっていたが、辞退により大役が回ってきた。首脳陣は鋭く落ちるシンカーが相手の強力打線に有効だと考えた。代表経験が浅いだけに、まずは立ち上がりを乗り切りたい。