(30日、選抜高校野球準決勝)
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■履正社―報徳学園
ともに得意な得点パターンを持っている。履正社は準々決勝で6犠打と手堅さを見せた。着実に好機を広げれば、3番安田をはじめ長打のある打者が多く、一気に大量点も期待できる。一方の報徳学園は機動力で攻める。3試合で8個の盗塁よりも、エンドランでの仕掛けが光る。無失策を続ける相手守備を足でゆさぶりたい。投手力は、履正社は竹田が全3試合で完投。報徳は4投手が登板している。連戦だけに、投手起用にも注目したい。
■秀岳館―大阪桐蔭
投手の出来が鍵を握る。秀岳館は田浦と川端の二枚看板。準々決勝で川端が完投し、田浦を温存できた。田浦は作新学院戦で6回3分の2を投げて1失点。できるだけ長い回を投げて試合をつくりたい。一方の大阪桐蔭は徳山が軸。22回で4失点と存在感を示す。ただ、準々決勝で完投するなど全試合で登板している。疲労が心配で、根尾ら救援陣の出番もあるだろう。打線は調子がいま一つの秀岳館の広部、大阪桐蔭の藤原が奮起すれば勢いづく。