6日のニューヨーク原油先物相場は、ドル安などを背景に上昇し、およそ1年3か月ぶりの高値をつけました。
6日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、取引の指標となるWTIの2月渡しが、前の日に比べて1ドル41セント高い1バレル=83ドル18セントで取引を終えました。
週間の統計で原油在庫が市場の予想に反して増加したものの、アメリカ北東部の寒波の影響で、暖房用油の需要が拡大するとの期待から、買い注文が優勢となりました。
また、外国為替市場でドルがユーロに対して下落。ドル建てで取引される原油に割安感が出たことに加え、これまで資産運用に原油を組み入れていなかったファンドが、原油先物での年金資産の運用を始める動きもあり、相場を押し上げる要因となっています。
結局、10日連続の値上がりで、およそ1年3か月ぶりの高値を更新しています。(07日10:50)