日本の調査捕鯨に対する反捕鯨団体=シー・シェパードの妨害活動が激しさを増す中、赤松農林水産大臣は6月に開かれる国際捕鯨委員会の総会で、日本の商業捕鯨の再開を主張する考えを示しました。
「漁業被害が大きいという意味で、捕獲を認めて頂けるような主張をしていくべきだ」(赤松広隆 農水相)
赤松農林水産大臣はこのように述べ、鯨が魚を大量に捕食するため日本沿岸の漁業に対して大きな影響を与えていると説明しました。
その上で、6月にモロッコで開かれるIWC=国際捕鯨委員会に出席し、現在禁止されている日本沿岸での商業捕鯨の再開を改めて訴える考えを示しました。
一方、南極海で日本の調査捕鯨船と、シー・シェパードの抗議船「アディ・ギル号」が衝突したことについては、「誰がどう見ても危険な妨害行為だ」として、重ねてシー・シェパード側の妨害行為を強く非難しました。(08日19:20)