ニューヨーク株式市場のダウ平均株価が、およそ1か月半ぶりに1万ドルの大台を割り込みました。
26日のニューヨークの株式相場は、朝方発表された週間の新規失業保険の申請件数が前の週を下回り、市場予想より良かったことから株価は上昇して始まりました。
しかし、景気減速に対する懸念が根強いことや、27日に発表される第2四半期のアメリカのGDP=国内総生産改定値が下方修正されるとの見通しが強いことなどから、取引が進むにつれて株価が下落しました。
ダウ平均株価の終値は前の日より74ドル25セント値下がりし、9985ドル81セントと1万ドル台の大台を割り込み取引を終えました。終値で、心理的境目とされる1万ドル台を割り込むのは7月6日以来、およそ1か月半ぶりです。
一方、外国為替相場は今の所大きな動きはなく、84円台半ばで推移しています。(27日08:59)