愛知県豊田市の砂防ダムの建設現場で、作業員２人が生コンクリートに埋まる事故がありました。１人はすぐに救助され、無事でしたが、１人は現場で死亡が確認されました。

　事故があったのは、豊田市王滝町の「砂防ダム」の建設現場で、３０日午前１０時半ごろ、「生コンに人が埋まった」と消防に通報がありました。

　警察によりますと、現場では当時、作業員２人が型枠の中に生コンを流し込む作業をしていましたが、突然、型枠が壊れ、生コンが外に流れ出し、２人が埋まったということです。

　１人はすぐに救助され無事でしたが、もう１人の作業員・橋口友徳さん（１９）が固まったコンクリートから見つかり、現場で死亡が確認されました。

　工事は愛知県の発注で、豊田市内の業者が請け負っていました。警察は作業手順に問題がなかったかなど、関係者から話を聴いています。（30日18:03）