米大リーグのレンジャーズを自由契約になり、独立リーグ、四国アイランドリーグplusの高知に入団した藤川球児投手(34)が8日、高知市内で記者会見し「自分の人生観を大事に決定した。悩まなかった」と話した。背番号は11。契約は1試合ごとで、無報酬でプレーする。球団は登板試合の入場料収入の10%を児童養護施設に寄付するという。
20日の香川・徳島連合チームとのオープン戦(高知市営)で先発する。藤川は「野球選手という自分を使い、高知の子どもたちに(人生で)何かきっかけを与えられればいい。思い切り勝負する」と闘志を燃やした。
高知商高から1999年に阪神入り。2005年のリーグ優勝に貢献するなど抑えで活躍した。12年オフに海外フリーエージェント権を行使してカブスへ移籍したが、右肘を手術するなど故障に泣き、3シーズンで29試合の登板にとどまった。〔共同〕