東京証券取引所は30日、市場第2部上場で九州中堅製粉の東福製粉株(2006)を監理銘柄(確認中)に指定したと発表した。同社の流通株式の時価総額が、上場廃止基準である5億円未満になるおそれがあると認められたための措置。10月1日から、上場廃止基準に該当するかどうかを東証が認定するまで指定する。今後、同社が提出する9月末の株券等の分布状況表を確認する。
東福粉は2014年9月期末の時価総額が5億円未満となったことから、15年9月30日までが期限の上場廃止に係る猶予期間に入っていた。東証によると、猶予期間の最終日までに時価総額が5億円以上になったと確認できておらず、基準に抵触するおそれがあるという。〔日経QUICKニュース(NQN)〕