九州旅客鉄道(JR九州)は25日、大分県日田市の第三セクター「おおやま夢工房」を買収する合意書を同市と締結した。「道の駅 水辺の郷おおやま」の運営を引き継ぐほか、温泉旅館を新設する。
JR九州の青柳俊彦社長は「7、8億円かけてグレードの高い宿泊施設を新設し、3億円ほどかけて温浴施設などの修繕に取り組む」と述べた。宿泊施設は現在の11室から30室程度に増やす。JR九州が進める農業分野の事業との連携も図る方針。67人いる従業員の雇用は維持する。
JR九州は同工房の全株式のうち日田市が持つ約72%を3700万円で買収する。同工房は道の駅以外に梅酒などの加工・販売や宿泊を組み合わせた「豊後・大山ひびきの郷」を運営している。