三回表マーリンズ無死、安打を放つイチロー=杉本康弘撮影
大リーグは13日、各地であり、マーリンズのイチローは、パドレス戦に1番右翼で先発出場。三回に回ってきた2度の打席で左前安打と遊撃内野安打を放つと、八回にも左前安打を放ち、日米通算安打を4255本まで伸ばした。ピート・ローズが持つ大リーグ最多記録の4256安打まであと1本。大リーグ3千安打には残り23本。
■1番打者の責務果たす
マーリンズのイチローが、1番打者としての責務を試合の序盤で果たした。
一回、1球も振らずに四球を選び出塁。その後二塁へ進むと、2死一、二塁から後続の左前安打で生還した。際どいタイミングだったが、好スライディングで捕手のタッチをかいくぐった。
先頭で打席に入った三回は、2ボールからの92マイル(約148キロ)速球をきれいに左前へはじき返した。2打席連続出塁で打線に勢いをつけると、この回にもう一度回ってきた打席では遊撃へ内野安打。チームはこの回、一挙7得点となり、試合前に「現時点で彼が最適のリードオフマン」と話したマッティングリー監督を喜ばせた。
五回の第4打席でも四球で出塁すると、後続の攻撃で生還。打線がつながり、チームは五回で12点を挙げた。(遠田寛生)