アダルトビデオ(AV)の撮影のために所属する女優を派遣したとして、東京区検は1日、芸能プロダクション「マークスジャパン」(東京都渋谷区)と、同社の元社長村山典秀容疑者(49)=東京都世田谷区=ら3人を労働者派遣法違反(有害業務就労目的派遣)の罪で略式起訴し、発表した。東京簡裁は同日、同社と村山容疑者にそれぞれ罰金100万円などの略式命令を出した。
発表によると、他に略式起訴されたのは、同社社長古指隆士容疑者(50)=同区=と同社社員(34)。古指容疑者は罰金80万円、社員は罰金60万円の略式命令を受けた。
3人は2013年9月30日と10月1日、同社に所属する女性をAV制作会社に派遣したとされる。労働者派遣法では公衆道徳上の有害業務への労働者の派遣を禁じている。