(23日、高校野球北福岡大会決勝 折尾愛真12―9飯塚)
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折尾愛真に3本塁打が飛び出し、大会通算は10本に達した。打ち合いの中、安打数で負けたが、この3発は「打のチーム」の名を上げる効果的なものだった。
二回。2死から満塁とし、長野が右翼席に放って先手を取った。「2ボールになり、次は直球だと思った」。踏ん切りのいい振りがこの打線の怖さだ。続けざまに三回、野元が初球を中越えに自身大会6号。10―6となった六回には再び長野が2ランで突き放した。
明野(三重)の選手で甲子園を3度経験した奥野監督は「攻撃野球しか知らないので」。のべ7人が投げた守りに危うさは残る一方、打力は何かを期待させる。「投手を驚かせて圧倒したい」と、野元はさっそく気持ちを高めていた。(隈部康弘)