セブンイレブンは、14日から生活用品31品目という異例の値下げに踏み切りました。小売各社は値下げの次の一手を、と試行錯誤を重ねています。
風呂用洗剤、298円。歯磨き粉、218円。セブンイレブンは14日から、生活用品を平均15パーセント値下げしました。ドラッグストアなどの「特売」の価格に近づけたといいます。
コンビニエンスストアでは異例ともいえる生活用品の値下げ。このところ小売り各社は、工夫をこらした値下げを相次いで打ち出しています。
こちらの百貨店では、「靴の下取りキャンペーン」を行っています。履かなくなった婦人靴を持ち込むと、新しい靴の購入に使える1050円のクーポン券がもらえます。6日間で1万2000人が来店。この土日だけでおよそ1900足も売れたといいます。
「(このキャンペーンが)あるなら行ってみようかなと思いました」「履かない靴がたまってたので、この機会に」(客は)
「ちょっとした消費のきっかけを小売りの方から提案できれば、お客様にご支持いただけるのではないかと実感している」(小田急百貨店・野田隆弘さん)
ダイエーは先週木曜日から、不要なスーツなどと引き換えに衣類の購入に使える20%の割引券を配布しています。単なる値下げではなく、新たな商品の購入につなげたい。小売り各社のアイデア勝負が過熱しています。(14日10:26)