アメリカのオバマ大統領は、キューバ系移民のキューバへの渡航と送金規制を撤廃することを明らかにしました。
「オバマ大統領は、キューバの人々が基本的人権をおう歌し、自国の将来を自由に決められるようになるための、いくつかの措置を指示しました」(ギブズ報道官)
ホワイトハウスは13日、これまで年に1度で日数も限られていたキューバ系移民の渡航規制と、1人に付き年間1200ドルまでだった親族への送金規制を、撤廃すると発表しました。
また、通信面での規制も大幅に緩和し、アメリカの通信会社がキューバで携帯電話や衛星テレビのサービスを提供することを可能にしました。
一連の規制緩和には、アメリカからの人や情報の流れを自由にすることによって、キューバ国民の間に草の根からの民主化気運を高めようという狙いがあります。
ホワイトハウスは、今回の規制緩和について、あくまでキューバの国民に手を差し伸べるもので、1962年から続いているキューバに対する全面禁輸措置は継続すると説明しています。(14日08:20)