南極海で日本の調査捕鯨船と反捕鯨団体シーシェパードの船が衝突した問題で、農林水産省の郡司副大臣は、シーシェパード側の危険な妨害行為が招いた結果で、「断じて許されるべきでない」と強調しました。
「わが国の船舶、および乗組員の生命、あるいは財産を脅かす危険な行為であり、断じて許されるものではないだろう」(郡司彰農水副大臣)
郡司副大臣は映像などを分析した結果、シーシェパードの小型船「アディ・ギル号」が行った急接近などの危険な妨害行為が事故の原因だと強調しました。
政府は、小型船が所属するニュージーランド政府に厳重な抗議を行っていますが、郡司副大臣は、妨害行為がさらにエスカレートした場合、海賊認定することも視野に関係省庁と協議する考えを示しました。(07日13:17)