福岡市に本社を置く、家電量販店大手の「ベスト電器」は、業績の低迷が続く子会社の「さくらや」を清算すると発表しました。
ベスト電器は12日、会見を開き、子会社の家電量販店「さくらや」の事業から全面的に撤退し、清算すると発表しました。
「さくらや」の業績回復のメドが立たないためで、首都圏を中心に展開する15店舗すべてを来月いっぱいで閉店する方針です。
また、ベスト電器の店舗についても、今後2年間で全国で50から70の店舗を閉鎖し、余剰人員を整理することにしています。
「さくらや」の業績低迷に加え、不正郵便問題による顧客離れなどによって業績が悪化しているためで、経営責任をとって有薗憲一会長と濱田孝社長が12日付けで退任し、深澤政和副会長が社長に就任しました。(13日02:31)