去年1年間の企業の倒産件数は1万5480件で、4年ぶりに前の年を下回ったことが分かりました。
東京商工リサーチによりますと、2009年の全国の企業倒産件数は、前の年に比べて1%少ない1万5480件でした。
前の年を下回ったのは4年ぶりで、緊急保証制度や公共工事の前倒し発注など、政府の経済対策の効果が出ていると分析しています。ただ、倒産の原因別では販売不振などによる「不況型倒産」が過去最高の79.3%を占めていて、個人消費の低迷など厳しい経済状況が浮き彫りとなっています。
また、負債総額は6兆9300億円で、前の年を43.6%下回りました。おととしは、リーマン・ブラザーズ証券の破たんなどで負債総額が10兆円を超えていたため、大幅に減少したことになります。(13日20:25)