会社更生法による再建中の日本航空は会長に京セラの稲盛和夫名誉会長が就任し、社長には大西賢氏が昇格する新しい経営体制を発足させました。
「お客としてJALを端から見てきて思うのは、どうしても親方日の丸で、官僚的な組織だったのではないか」(日本航空 稲盛和夫会長)
日航の会長に就任した稲盛氏はこのように述べ、リーダーシップを発揮して抜本的な再建にあたる考えを示しました。
ただ、去年秋以降、日航の再生計画は何度となく作り直されてきましたが、稲盛氏は現在の再生計画について「楽観的な部分も入っていると思う」と述べ、さらに作成し直す方針も明らかにしています。
一方、前原国土交通大臣が示唆している国際線での全日空との統合については、「国際線のないJALはイメージがわかない」として否定する考えを強調しました。(01日17:34)