アメリカや中国などで大規模なリコールが相次いでいる問題で、トヨタ自動車は1日、改善策を打ち出すとともに、停止している車の生産を8日にも再開すると発表しました。
「お客様を失望させてしまったことを誠に申し訳なく思っています。お客様の安全と満足よりも大事なことはないと考えています」(アメリカ・トヨタ販売、ジム・レンツ社長)
トヨタ自動車は1日、アクセルペダルの不具合によるアメリカでの大規模なリコールへの具体的な対応策を発表しました。アクセルペダルの内部にスチール製の強化板を新たに取り付けるなどの修理を、今週末には開始するとしています。
「約2倍の人員を投入し、営業時間を延長して修理にあたるので、1日300台から500台は修理できると考えています」(トヨタ販売店店長)
また、北米の5つの工場で停止した8つの車種の生産も、早ければ8日にも再開するとしました。トヨタは今回のリコール問題に対する対応策は決して遅くはなかったとしていますが、 顧客の反応は様々です。
「今回の対応は早くてきちんとしていたと思います」「リコールの影響はまだ続いていると思います。何が問題なのかを説明して、完ぺきに対応しなければなりません」(顧客は)
一連のリコールによる技術的な解決策を示したトヨタ。今後は消費者の信頼回復に向けた努力が進められることになります。(02日09:42)