東京株式市場では、大規模なリコールやプリウスのブレーキ問題の影響でトヨタ自動車の株価が大幅に下落し、一時、ホンダの株価に逆転される場面もありました。
アメリカでリコールを発表して以降、トヨタ株は値下がりが続き、一時、3日より205円安い3195円まで下落しました。
一方、来年3月期の業績予想を上方修正したホンダは、一時、180円高い3320円まで上昇し、トヨタを上回りました。取引時間中にホンダの株価がトヨタを抜くのは、2006年のホンダの株式分割後、初めてのことです。
結局、終値では、ホンダの3220円に対し、トヨタが3280円とわずかに上回りましたが、トヨタ自動車に部品を提供しているデンソーやフタバ産業、トヨタ紡織などトヨタ関連株も軒並み大幅な値下がりとなり、市場でも2社の明暗が分かれました。(04日16:01)