トヨタ自動車の新型プリウスに「ブレーキが利かなくなる」などの苦情が寄せられている問題で、国土交通省はトヨタに原因を調査するよう指示した上で、リコールに該当するか判断する方針です。
「申し出のあった苦情を精査して、原因対策をしっかりとらせていただく」(トヨタ・佐々木眞一 副社長)
トヨタの佐々木副社長は前原国土交通大臣を訪ね、「遅いスピードで走行中にブレーキが一時利かなくなる」という苦情が、日米で相次いでいる問題について説明しました。
「国交省としても独自に調べるし、トヨタも(自ら)調べた上で リコールに該当するのか判断したい」(前原誠司 国交相)
また、この問題で直嶋経済産業大臣はトヨタから今年1月から生産している車にはすでに対応策を施したと報告があったことを明らかにしました。
ブレーキを制御するコンピュータの調整を行っているということですが、トヨタはこうした対応を公表しておらず、現在まで「事実関係は調査中」としています。(04日01:09)