財務省は、来年度予算案に盛り込んだ政策を継続した場合、2013年度の予算では国債発行額が55兆円を突破して、一般歳出の5割を超えるという試算を発表しました。
財務省の試算によりますと、政府が来年度予算案に盛り込んだ政策をこのまま継続した場合、2013年度予算における国債発行額は、10年度の44兆3000億円から大きくふくらみ、55兆3000億円に上る見通しになるとしています。
この試算には、政府が2011年度から実施する方針の子ども手当の全額支給分などは含まれていませんが、想定される歳出およそ100兆円に対して、財源の半分以上を国債でまかなうことになると分析しています。
来年度予算案では、国債発行額が税収を上回る戦後初の異常事態となっていますが、今後も借金漬けの体質が続くことになりそうです。(04日23:45)