富山市議会(定数40)の政務活動費不正取得問題で、民進系会派の民政クラブ会長の高田一郎氏(69)と幹事長の針山常喜氏(70)が14日、市議会議長に辞職願を提出した。両氏の議員辞職は21日の本会議で許可される見通し。2人は改ざんされた領収書を使って政活費を不正取得したことを認めていた。
政務活動費の不正問題で辞職するのは、自民会派の3人に加えて高田、針山両氏で計5人。同市議会の欠員は、昨年の県議選に立候補するために辞職した1人と合わせて計6人となる。任期満了は来年4月23日で、6カ月より前に欠員が7人になれば補欠選挙が実施される。
民政クラブは、民進と県民社協会の議員ら4人で構成。高田氏は、民進党県連常任顧問で、元民主党県連代表。針山氏は県民社協会会長を務めている。