大阪桐蔭中学・高校(大阪府大東市)の裏金問題で、大阪地検が元校長(75)ら3人を不起訴とした処分について、大阪第一検察審査会は「不起訴相当」と議決した。21日付。
同校をめぐっては、2013~14年、模試受験料など約1700万円が元校長らの個人口座に送金されていた疑惑が浮上。同校を運営する学校法人と、傘下の大阪産業大学教職員組合(村田好哉執行委員長)が業務上横領などの疑いで告訴・告発したが、大阪地検は嫌疑不十分で不起訴処分にしたため、組合は5月、検察審査会へ審査を申し立てていた。
組合は議決を受け、「不起訴相当の判断は誠に遺憾」とコメントした。