池下未沙さんの遺体が見つかった民家で現場検証する捜査員ら=12日午前、石川県能登町宇加塚、伊藤稔撮影
石川県能登町宇加塚(うかづか)の民家で県立能登高校1年の池下未沙(みさ)さん(16)=能登町=の遺体が見つかった事件で、この民家の鍵が、別の場所で事故死した国立大学農学部1年の男子大学生(21)=長野県松本市=が乗っていたとみられる乗用車内から見つかったことが、石川県警の調べでわかった。県警は男子大学生が殺害に関与した可能性が高いとみて調べている。
乗用車から刃物 事故死の大学生、高1女子殺害に関与か
また、池下さんが倒れていた1階の居間で多量の血痕が確認されたことなどから、県警は12日、池下さんが殺害された場所を居間と特定し、発表した。
県警によると、池下さんは10日の下校途中に行方がわからなくなり、同日午後9時50分に制服姿の遺体が発見された。死因は首を切られたことによる失血死。民家には以前、男子大学生の親族が住んでおり、男子大学生も家族と時折訪れていたという。遺体が見つかった時、民家は施錠された状態だった。
この民家の鍵が、遺体発見の約…