前半、先制ゴールを決める川崎の小林=角野貴之撮影
(30日、ACL決勝トーナメント1回戦第2戦 川崎4―1ムアントン)
川崎が8年ぶりの8強、鹿島は白星でも敗退 ACL
敵地での第1戦で奪った2点のリードを守るつもりは、川崎にはなかった。「前半で勝負を決めよう、と選手を送り出した」と鬼木監督。前半31分の小林のゴールを合図に、約10分間で3得点を挙げた。
ACLでは開幕直後からケガ人が相次ぎ、1次リーグ初戦から4連続引き分け。攻撃型のチームが一度も複数得点できなかった。
苦しみながら勝ち点を積み上げ続けた経験と自信が、主力不在のチームを支えた選手たちの力を引き上げた。1次リーグ第5戦からこれで4連勝。この間の総得点は12、得点者は8人にのぼる。
川崎がまだ手にしたことのない準決勝行きの切符へ、8年ぶりに挑む。中村は言った。「堂々と自分たちのサッカーを貫けば、もっと上へ行く自信がある」(清水寿之)
○鬼木監督(川) 「出来るだけ前半で勝負を決めようと選手たちを送り出した。欲を言えば後半、もう少し試合をコントロールできればよかった」
○小林(川) 先制点。「トラップからシュートまでイメージ通り。日本の代表として少しでも上へ行きたい」