大阪桐蔭の強さ生み出す「一体感」 主将、夏へ泥臭く——贯通日本资讯频道
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大阪桐蔭の強さ生み出す「一体感」 主将、夏へ泥臭く

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大阪桐蔭を引っ張る主将の福井


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「西谷監督にはお世話になっています」。早稲田実の清宮幸太郎が大阪桐蔭の主将福井章吾に向けて言った。今春の選抜大会前に開かれた、出場32校の「キャプテントーク」での一コマだ。


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2年前の夏、清宮は1年生でただ一人、高校日本代表に選ばれてU18ワールドカップに出場した。チームを率いたのが大阪桐蔭の西谷浩一監督だった。


日本は決勝で米国に敗れ、準優勝。清宮も大会を通じ、27打数6安打9三振と結果を残せなかった。


「この悔しさを持って、絶対に2年後はジャパンの中心になってほしい。日本の精神的な柱にならないと」。西谷監督は清宮に「世代のリーダー」になることを求め、互いのチームに戻った。


1年半後の今春、清宮は甲子園に主将として帰ってきた。が、2回戦で敗退。早稲田実を破った東海大福岡などを下して頂点に立ったのが大阪桐蔭だった。


桐蔭にも信頼感抜群のリーダーがいる。それが福井だ。「指導者がチームの良い雰囲気を作れる部分もあるけど、そうでないところもある。春に勝てたのは、福井の影響が大きい」と西谷監督も認める。


福井が目指してきたのは「チームの一体感」。最上級生や試合に出る選手に率先してグラウンド整備や片付けなどの雑用をするように求め、練習では「自分が一番ユニホームを汚す」と泥臭く取り組んだ。


結果、チームには仲間を孤立させない雰囲気が出来上がった。ピンチやミスをした後も、内外野、ベンチから大きな声が飛び交う。それが強さの一つだ。


春の近畿大会を制した直後、福井はすぐに仲間を集めて言った。「夏は2年連続で甲子園を逃している。悔しさを持って戦おう」。春夏連覇より、まずは大阪、目の前の一戦――。地に足つけて、夏の戦いへ向かう。(山口史朗)



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